玄箱ProにDebian(armel)をインストールする話

シリアルコンソールが利用可能であり、 ちょっとした知識があれば非常に簡単である。

  1. HDDとネットワークのつながれた玄箱Proを起動し、 シリアルコンソールでu-bootを操作して、 内蔵のflashで起動する。
  2. 内蔵のflashのfdiskでHDDのパーティションを全部消し、 "/boot"となる10MB程度のプライマリパーティション(sda1)のみ設定する。
  3. 内蔵のflashのmke2fsを用い、sda1を"ext2"でフォーマットする。
  4. sda1を/mntあたりにマウントする。
  5. 内蔵のflashのwgetを用いて、 適当なDebianのサーバから、 "dists/lenny/main/installer-armel/current/images/orion5x/netboot/buffalo/kuroboxpro/" にある、"config-debian", "initrd.buffalo", "uImage.buffalo"の 三つのファイルを/mntに置く。 このとき、IPアドレスでサーバを指定することに注意。(ホスト名は利用できない) また、armとarmelを間違えないこと。
  6. "sh config-debian"などとして、 u-boot環境変数を設定するスクリプトを実行する。
  7. sda1をアンマウントしてから、玄箱Proを再起動する。
  8. 再起動後は自動的にインストーラが起動するため、指示に従って設定すればよい。

注意点

(2009/5/19 作成)