玄箱へのVine-3.1導入に関するちょっとした話

玄箱という機器がある。
HDDをネットワークに接続するためのキットであるのだが、 PowerPCを積んだLinuxマシンとしての面を持っている。

この玄箱にVine Linux 3.1を導入して、 より使いやすいシステムとすることを試してみたところ、3つの難点があった。

  1. 玄箱のカーネルは古いが、入れ替えが難しい。
  2. rpmがまともに動かない。(缶切りの缶詰)
  3. Vine3.1そのままだといろいろなコマンドが「cannot enable executable stack as shared object requires:云々」というエラーが出て動かない。

一つ目は、とりあえず内部用ということでほっておく。
二つ目は、適当に何とかする。 (玄箱の中身を変えようとするような人は、 このくらいは何とかできると思う。)
最後の一つの解決策らしきものをここに書くことにする。

方法は簡単で、ほんの少しglibcパッケージの作り方を変えることである。

rpmコマンドでglibcのSRPMをインストールした後、SPECファイルに対して、 このパッチのような変更を施す。 後はビルドするだけ。

ビルドに時間が掛かるので、 各種のバイナリパッケージも置いておく。 それと パッチ後の ソースパッケージも。

まだ作ったばかりなので、ちゃんと試したわけではないが、 とりあえず動いているように思う。

気が向いたら、もう少し何か書きます。

参考

追記